Kimagure EVA★Road 第12話  …

看板OrangeRoad作者 ( 專題....糟了....)時間27年前 (1997/11/14 04:11), 編輯推噓0(000)
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きまぐれエヴァ★ロード 第12話 秋、そして3人目の轉校生  樂しかった夏休みもあっと言う間に終わって、そろそろ半袖の制服が寒くなって くるそんな時期。  道に並ぶ木々も綠から、黃色、そして茶色へと色を變えていた。 「もう秋なんだな」  ふとそんな言葉が唇から出た。  この街に引っ越してきてから、半年。まだ季節と一緒に移り變わる町並みが新鮮 に思える。  教室に入ってからも、僕は一人で窗の外に移る景色を眺めていた。  校庭にある並木道も枯れ葉が舞い落ちて、落ち葉の掃除が大變そうだ。  前にいた學校は、もっと狹くて掃除は樂で、でも人數が少なかったから今とあん まり變わらなかったかな。  そういえば前の友達は元氣でやってるんだろうか、もう一度會って見たいな。  秋だからというわけでもないけど、僕にしては珍しく色々なことを考えていた。  視線を教室に戾すと、目の前に誰か立っていたのにも氣づかないくらいに。  茶色の髮に、赤の髮飾り‧‧‧  彼女はいつものように元氣いっぱいに挨拶してきた。 「おっはよー、シンジ!」 「ああ、アスカ、おはよう」 「何よ、一人でぼーっと木なんて見ちゃって、秋だからってなんかたそがれちゃっ てるわけ? なーんか、聲かけにくかったんだけど」  アスカは鄰のクラスなんだけど、每日僕の居るクラスに遊びに來る。  僕だけじゃなくって、レイや他の友達もいるからなんだけど、すっかりうちのク ラスに馴染んで、誰もアスカが教室にいても不自然な顏をしたりしない。  このままだとこのクラスに潛り丢んで授業受けるようになったりして。 「いや、ちょっとね、前居た學校のこととか考えてたんだ」 「そういえばシンジって今年の始めくらいに轉校してきたんだったわね」 「前の學校は結構長くいたんだ、だからなんとなくね」 「ふーん、ま、この學校にも馴染んだ頃でしょ、どう今の環境は?」 「うん、樂しいよ、友達も結構出來たし、色々あるから退屈しないしさ」 「そう、よかったじゃない、やっぱ友達はいないよりはいた方がいいわよね」  ”キーンコーンカーンコーン” 「それじゃ、ホームルーム始まるから、また後でねシンジ」 「うん、それじゃまた」  アスカが教室から出ていくと、廊下の方から誰かの走る音が聞こえてきた。 「ビ、ビッグニュースや、シンジ!!」 「ど、いったいどうしたんだよ、トウジ」  トウジはいつものように 刻寸前で教室に潛り丢んできた。  でも今日はいつもの片割れが居ない。 「ところで、ケンスケはどこ、いつも一緒なのに?」 「そんなことより、今はまず俺の話を默って聞き」 「う、うん」  トウジはものすごく興奮していた。  その上僕の目をじっと見ながら話しているから、傍目から見たらかなりやばく寫 ってるだろうな、とか思ってしまう。 「あのなぁ、このクラスにまた轉校生が來るんやて」 「へぇ、また來るんだね」  なんとなく話が讀めてきた。  トウジがこれだけ興奮していると言うことは。 「その轉校生って、女の子?」 「おー、よー分かったな、で、それがな、ごっつ美少女らしいんや!!」 「ということはケンスケはやっぱり」 「そや、寫真撮りに行ってるわ」  なんだかこのクラスばかりに轉校生が來ているようだけど、別にそう言う譯じゃ なくて、他のクラスにも大勢の轉校生が來ている。  この街も今度、首都機能分散計畫とかで色々な施設が出來るみたいだからその影 響らしい。  半年の間に3人も轉校してくるなんてそれでも多いとは思うけど。  やがて始業を知らせるチャイムが鳴って、先生が教室に入ってきた。 「えー、突然だがまた轉入生を紹介します、それじゃ入ってきて」  先生の言葉の後教室の扉が開く。  その瞬間、教室中の男子が聲を上げた。 「おおっ、これは!」 「び、美少女」 「ふっふっふ、これは高く凇れそうだな」 「おーケンスケ、ちゃーんとマージン4割よこせよ」  そんな男子に向かって、女子から冷ややかな視線が飛んだ。  入ってきたのは、ショートカットの美少女だった  元氣の良さそうな身のこなし、ぱっちりとした瞳。  僕はと言うと、何か靄がかかったような感じが頭の外で渦卷いていた。  なんか、彼女とはどこかで會ったような感覺がしていた。 「それじゃ、自己紹介して」  日向先生が彼女を教卓の前に立たせた。 「霧島マナです、どうかよろしくお願いしまーす」  彼女はぺこりとお辭儀をして、それからにこやかに微笑んだ。  その瞬間、僕の頭に過去の記憶が戾ってきた。  霧島マナ‧‧‧きりしま‧‧‧まな‧‧‧  霧島マナだって!? 「あーーーーーーーーっ!!!!!」  大聲をあげた僕に教室中の視線が集まった。 「ひょっとして霧島さんって‧‧‧前一緒の學校だった霧島さん?」  マナが僕の顏をじーっと見つめて、それから 「えっ、それって、なんだシンちゃんじゃない、やーだ、シンちゃんったら、霧島 さんだなんて他人行儀なんだから、前みたいにマナでいいわよ」  ああ、やっぱりこうなったか。  僕は背後から突き刺さる、攻擊的な視線を感じてい た。  どうやら、クラスの男子全員を敵に回してしまったらしい。 「お、なんだ碇と霧島は知り合いだったのか。それなら霧島の席は碇の橫にするか」  先生がそう言ったもんだから、背後からの視線がさらに強化された。  なんだか殺氣じみた物すら感じる。 「シンちゃん、久しぶりね」  僕の橫に座ったマナが開口一番言った台詞がこれだった。  シンちゃんって、聞かれてたらやばいよなぁ‧‧‧ 「ああ、本當に。この學校に轉校してくるなんてさ」 「えへへ、實はさシンちゃんの後を追いかけてきたんだよ」 「え、それって」 「冗談よ、じょーだん、親の轉勤でねこの街に引っ越してきたんだ」 「そうだったんだ、でもなんか印象變わったよね」 「そうかな、髮切ったかなだよ、きっと」 「なんで? 前の髮型もよく似合ってたのに」 「あ、それって今があんまり可愛くないって事?」 「い、いや、そんなんじゃないよ。そのショートカットもよく似合ってるし」  ふと視線を橫に向けると綾波がひときわ冷たい視線で僕らを見ていた。  正直、それにものすごい威壓感を感じた。 「シンジ君、僕は悲しいよ」 「シンジ、これって一体どういうこと」  晝休み、僕の席の前には2人が立ちつくしていた。  一人は銀髮で、一人は茶色の髮。  二人の共通點と言ったら、碇のこもった視線を僕にぶつけていることで。 「前の學校で一緒だったかもしれないけど、あの態度はないだろう、シンジ君」 「話はレイから聞いたわ、最低ね……前の學校からわざわざ呼び寄せるなんて」 「いや、そんなんじゃないってば、あの親の都合で轉勤してきたって」  今、マナは構內を委員長に案內して っていて教室にいない。  僕から說明しても信じてくれるかどうか。 「そんな事はどうでもいいんだ、僕が悲しかったのは二人の態度だよ」 「なんかものすごーくラブラブだったんですって、まるで戀人同士みたいだったって」 「だからマナは誰にでもああで、人見知りとかしないし、明るいから」 「マナ、マナだって‧‧‧そう呼べるほど二人は親しい關係だったんだね」 「なんか、向こうは向こうでシンジのこと『シンちゃん』なんて呼んでるらしい じゃないの、それでも言い譯できるわけ!!」  二人の目が怖い。  本當に怒ってますと言うのを全面に出していて。  ううっ、僕が何をしたって言うんだよ。  マナとは前の學校で一緒で、結構仲も良くって、それで‧‧‧ 「あ、やっほー、シンちゃーん」 「あ、マナ」  こんな時にマナが戾ってきてしまった。  ああ、最惡のタイミングだ。 「ねえ霧島さん、ちょっと聞きたいことがあるんだけどいいかしら?」 「ん、なーに別にかまわないけど」 「あ、私は劔流アスカ、鄰のクラスよ、こっちに座っているナルシストは渚カヲル こいつは正真正銘の電波人間だから氣を付けた方がいいわよ」 「電波物とはずいぶんな言い方だね、劔流さん」 「あーら、何か文句でもあるの、私はただ真實を言ったまでよ」 「どーも、霧島マナです、よろしくね」  僕の鄰の席にちょこんと腰を下ろしたマナに、早速アスカが食ってかかった。 「あなた、前の學校でシンジとどういう關係だったわけ? なーんか、ちょっとタダの友達って言うにはなれなれしすぎるんじゃないの」  う、なんか‧‧‧敵意剝き出しって感じだ。 「なーに、アンタ私にジェラシー飛ばしてるわけ?  安心してよ、私たちそんな關係じゃないから、友達よ、と‧も‧だ‧ち」 「友達と言っても、普通の友達と、それ以上の友達もあるわけだろう、シンジ君と 霧島さんは、そのどういう友達だったんだい?」  カヲル君が嚴しい質問をしてきた。  ああ、これを聞かれると‧‧‧ 「ただの友達、って言ってあげたい所なんだけどね。 殘念ながら、それよりは少しだけ深い關係かな」 「それはどういう意味なのかな、そのちょっと深いって言うのは」 「え、だって、私のファーストキスの相手は……」  マナがちらりと僕の方を見た。  やばい、この展開は…… 「碇シンジ。私の鄰にいるシンちゃんなんだから」 「な、なんですってーー!!!」 「うそ……でしょ」 「ううっ、シンジ君……」 3人が同時に叫んだ。 ああ、なんか氣まずい雰圍氣…… to be continued. 次回予告 轉校生と共に騷動がやってきた。 シンジを巡る人間關係はさらに混亂の一途を強めていく。 學園に吹き荒れるラブコメの嵐 第13話 女心と秋の空
文章代碼(AID): #qQryB00 (OrangeRoad)
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