きまオレ文化論

看板OrangeRoad作者 (烤...完了....)時間27年前 (1998/05/01 18:07), 編輯推噓0(000)
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http://www.geocities.co.jp/Playtown/9961/culture.htm きまオレ文化論 今や日本のアニメは世界に廣がり、その影響力の大きさから、 一つの文化として認められるにいたっています。 以下の文章はオタク文化論でおなじみの岡田斗司夫氏が「電腦總研 HUMAN STUDIESフォーラム」で語られた中から 「きまぐれオレンジ‧ロード」が取り上げられていた部分を 拔粹したものです。 日本のアニメには、社會的に危險な思想が垣間見えるものや、 日本人の價值觀を植えつけるような側面を持つものもあります。 たとえば、『氣まぐれオレンジロード』というアニメがあります。 これは、男女の三角關係、四角關係の話で、お互いに「好きだ」 といわず、「何となく好きではないか」という雰圍氣だけを出しながら、 關係がどんどん複雜になっていくという話です。 これを見たあるアメリカ人が「オレもあんな戀愛がしたいよな」 としみじみいったのを聞いて、私は「アメリカも變わったなあ」 と思ったわけです。 このように、價值觀ごと變えられていることに氣づかぬままに、 單なる子ども番組だと信じて、いろいろな國が日本のアニメ やマンガを放映し、世界中に「日本に憧れる人」「心は日本人という人」 をたくさんつくってしまったわけです。 「ANIMEIGO」の社長のロバート‧ヘッドウッド氏はコンピュータゲーム 「ウィザードリー」の作者です。 ゲームが大ヒットしたお蔭で生涯にわたって每週100万圓ぐらいの お金が振り丢まれるという彼が、ゲームの開發を止め、日本のアニメ を輸入しビデオで販凇する會社を設立しました。 彼に、日本のアニメが好きな理由を聞いてみたところ、「アメリカ人 であるということは、實はプレッシャーなんだよ。だから、アメリカ 的であるとか、他人と違う自分であれ、他人よりも個性的であれ というのはすごいプレッシャーなんだ。いままでは、それがプレッシャー だとは思わなかった。それが人間として正しいあり方だと考えて いたけれども、日本のアニメを見ると、プレッシャーが取れてすごく 豐かな氣分になったんだ」「『氣まぐれオレンジロード』 に描かれているような戀愛を見て、自分も平凡でいいのだ。 日本人みたいでもいいじゃないかと考えた瞬間に、アメリカ人 らしく個性的であれといったプレッシャーが取れ、非常に氣が樂 になって滿たされた氣分になった。だから、僕は日本のアニメを アメリカで販凇することにしたんだ」と答えてくれました。 特に、アメリカのように、その國特異な文化というものは強い プレッシャーを持っていますから、いろいろな犯罪を生むといった 側面を持つわけですが、その逃げ道のひとつとしてアニメ、 子ども文化みたいなものがある。 そういう意味では、かつてのカウンターカルチャー、 サブカルチャーといったものの大きな流れに匹敵するものが、 日本のオタク文化にあるのではないかと考えています。 AnimEigoホームページ(www.animeigo.com) <岡田斗司夫(プロフィール)> 1958年大阪府生まれ。 85年にアニメなどの製作會社GAINAXを設立。 94年から、東京大學教養學部マルチメディア‧ゼミの講師を務めている。 代表作は、映畫「ネオアミスの翼」、アニメ「不思議の海のナディア」、 ゲーム「プリンセス‧メーカー」など。
文章代碼(AID): #rIPxE00 (OrangeRoad)
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