魔法少女プリテイサミー(第1-1回)

看板TenchiMuyo作者 (玩BBS,因為車壞了)時間27年前 (1997/07/20 20:43), 編輯推噓0(000)
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1.大決定! 女王候補バカがいい その1 襖が出現した 漆黑の闇の中﹑支えも何もない空間に。 女性が口の中で何かをつぶやくと﹑前方にまた襖が現れる。手も使わ ずに襖は開かれ﹑そのことが﹑さも當然といつた樣子で﹑女性は次ごうとを呼び 出し﹑くぐり"手友"けてゆく。 女性の肌は透き通るように白く﹑前を見つめるその瞳に迷いはなか つた。 風もないのに﹑後ろで二つに束ねた青色の髮が氣持ちよさそうに搖 れている。 女性の後ろには﹑一人の少年の姿があつた。 一O~一二歲くらいだろうか。前方にいる女性を敬うように頭を垂 れているので﹑その顏を窺い知ることはできにい。 少年は﹑前を步く女性に聲をかけた。 『津名魅樣﹑予定の時刻より﹑多少時が過ぎております』 津名魅と呼ばれた女性は﹑少年の方を振り向く。 『そうですね﹑急ぎましよう。遲れると﹑また裸魅亞に怒られるわ』 『は﹑はあ......﹑でも......』 『なんでしよう?』 『いえ﹑別に......』 『フフフ﹑おかしなね......』 少年は﹑既に遲れていると言いたかつたのだが、やめておいた。 そう言つて﹑目の前にい女性が急いだことがなかつたからだ。 襖が現れ﹑襖が開く。 何度﹑繰り返しただろう。 やがて最後の襖が開いた時﹑その先には巨大な神殿があつた。 木と水が見事に調和しているその神殿には﹑裝飾と呼べるものはほとんどなかつた が﹑ピソと張りつめた空氣から﹑そこが異質な空間であることを感ぃさせた。 さらに﹑その外周に沿つて﹑人間ではない﹑半透明の靈體である神官たちが﹑微動 だにせず津名魅の動きを目だけで追つている。 津名魅は入り口に少年を待たせ﹑神殿の中央にある己が立つべき場所へ步いて いく。 その場所には﹑すでに一人の女性がいた﹑腰まで伸びた櫻色の髮﹑津名魅と同じ純 日本風ではあるが﹑シヤープなライソをもた衣裝な﹑強調を意志じ感じさせる切れ長 の目を持つたその女性は﹑津名魅の氣配に氣づき﹑視線を向けた。 ......裸魅亞﹑怒つてる。 その女性の眼差しを受けた津名魅は﹑そう思つた。 津名魅が裸魅亞と言つた女性は﹑體を微かに震わせながら話しかけてきた。 『津名魅﹑まさか降臨の儀に遲刻するなんてね』 『ごめんなさい﹑裸魅亞。續みかけの本に夢中になつちやつて......』 『みかけの......本?』 『ええ......』 へえ﹑そう。そうなの。次期ジユライの女王を決める儀式に參加するより﹑續み かけの本のほうが大切だつて言うわけ。そんなに﹑その本がおもしろいのね。今度 私にも續ませてよ。つまらなかつたら﹑その本のカドをあなたの頭に振りおろし てあげるわ!! という言葉を裸魅亞は飲みんだ。 平常心よ﹑平常心。こんなところで﹑自分を見失つたら﹑せつかく目の前にまで來て いる女王の地位が...。そうよね。うん。怒つたらだめよ﹑裸魅亞ちやん。あたし つてば﹑もーすぐ﹑女王。そう﹑『魔』を統べるジユライの女王になるんだから。こ んなところで怒つちやダメ。ダ.メ.よ﹑ラミア。......ね? 裸魅亞は自分の感情を吐き出すように大きく深呼吸し﹑再び前を向いた。この世界 で生を受けてから六零零年。自分の感情をコソトロールする術は身につけたはずだ。 もつとも﹑それだけ生きてて﹑身につかなかつたら滑稽であるが。 裸魅亞の樂しい百面相を見て﹑きよとんとしていた津名魅も我に返り﹑裸魅亞の橫 に自分の身を置いた。 準備は整つた。 ドラ音が﹑神殿の中を驅け巡る。 魔法の世界ジユライヘルム﹑次期女王を決める儀式が始まつたのだ。 とはいえ﹑儀式の內容は﹑いたつて簡單である。神官たちが次ごうと質問を投げか け﹑津名魅と裸魅亞﹑二人の女王候補げそれに答えてゆくだけだ。 なぜ﹑女王を志したのか? なぜ﹑ジユライには『魔』のカがあるのか。 好きな色は? 好きな花は? 好きなボーズは? 何百﹑何千という質問を﹑二人は丁寧に答えていつた。 そして﹑ついに最後の質問が訪れた。 神官の長である人物が﹑二人の目の前に現れる。 『では聞く﹑おぬしが女王になつたとして﹑我らの故鄉てあるこのじユライの世界 に﹑何をのたらそうというのか?』 裸魅亞は﹑すつくと立ち上がり答えた。 『お手元の資料をご覽ください。現在﹑我ごうの住むジユライは﹑人口の減少傾向 が進み﹑乳兒出生率も年ごう低下しております。それを打開するためにも、新生兒二 人以上を儲けた家族に對して﹑國より補助金を與え﹑また﹑離緣した夫婦には法的な 處罰を與える。さらに王政に絕對的に服從を誓わせるため﹑王國軍の武裝強化と人員 補強。治安部隊の常時配備。目安箱の設置等を考えております』 バーフえクト﹗ 裸魅亞は﹑滿足そうに回答を終えた。この日のために大學の教授に賴みこんで(どー ゆー賴み方した知らんが)ビジヨソを作成してもらつたのだ。まあ﹑その教授が極端に 右側に寄つてる人であることは﹑裸魅亞も知らなかつたが。 裸魅亞の演說を聞き終えた神官長は﹑無言でうなずいた。 彼女は心の中で吠えた。ヨツシヤツ。 神官長は﹑鄰で裸魅亞の演說を必死に理解しようと努めている津名魅を見た。 『女王候補﹑津名魅の意見を述べよ』 『...御意』 津名魅は胸を張り﹑凜として答えた。 『私がじユライの女王になつたら﹑國中にお花をたくさん植えたいと考えておりま す。』 神官たちの目が點になつた。 裸魅亞の目も點になつた。 津名魅はニツコリと微笑んだ。 神官長だけが平靜さを保ち﹑最後の後の最後の質問をした。 『それが﹑お主の考えと申すのか?』 『そうです』 津名魅の返答には、なんの躊躇もなかつた。 アホや﹑こいつ......。 津名魅を潢目で見ながら﹑裸魅亞は悅びに打ち震えていた。 は﹑ははつ....。こんな女なんか﹑はなから相手じやなかつたんだわ。 彼女は心の中で吠えた。ヨツシヤツ﹗ 質問が全て終了し﹑神官たちは審議に移つた。 と言つても﹑別室で話し合いをするわけではない。神官長を中心に念波を中繼させ ﹑意見を交換するのである。言うなれば﹑神官長がほストを司るシステム.オぺレー ターで﹑各神官はほストヘアクセスするネツトワーカーであつた。 時間にして﹑わずか一分で審議は終了した。 その短さから﹑裸魅亞は勝利を確信した。つまり﹑審議する必要なし。考える必要 もなし﹑といろことで。 弟が待つこいる家に戾つたら﹑ダルマ片方に目をいれなくつちやね。協力してくれ た人を呼んでボーテイ。國中をボレード。津名魅は....そうね﹑ベタベタだけど 掃除婦として雇つてあげようかしら? ほほ﹑おほほほほほ.....。 裸魅亞は﹑心の中から止めどなく湧き出る妄想を抑えることができない。 そんなこんなしてるうちに﹑あつさりと神官長から結論が出た。 『次期女王は﹑津名魅﹗』 うわあ﹑ありがとうございますう。 私﹑精一杯勤めさせていただきますう。 もう﹑神官樣たちつたら﹑氣をもませてえ。 裸魅亞﹑心配しちやつたあ。テヘツ ....と言おうとしていた裸魅亞が固まつた。 ツナミ....? 今﹑津名魅つて言つた.....? あたしつたら﹑まさかこの歲で幻聽を聽くなんてね。 いやいや﹑まつたく﹑困つたものだわ.....。 『有り難き幸せに存じます』 津名魅のその一言で﹑裸魅亞は死に物狂いで逃げていた現實に引き戾された。 え~つとね﹑ 津名魅が受かつたということはあ﹑ 私が受からなかつたということでえ﹑ 津名魅が女王ということはあ﹑ 私は女王ではないということでえ......。 あまりのシヨツクのため﹑裸魅亞は正常な判斷をするのに時間を要した。 つまりい。 よーするにい。 私は女王になれなかつたんだあ。 そーか。そーなんだ。 ......ああつ﹑やつばりそうなんかあ﹗﹗ ......ケケ。ケケウケケケケ。 裸魅亞がようやくそのことを認識したとき﹑すでに津名魅と神官長は﹑女王になる たえの『試練』についての話を始めていた。 『津名魅﹑わかつていると思うが﹑我ら神官の採決だけでは女王にはなれめ』 『存じております』 『ろむ。ジユライとは異なる世界におる﹑己の心と體を共有する分身------見初め し者が﹑正であるのか﹑邪であるのか。それを見極めてから﹑女王になる真の資格が 得られる。さあ﹑示すがよい。おめしが見初めた者を﹗』 『.....御意』 一步前に出た津名魅は﹑兩手を大きく廣げた。空氣中に漂う見えない『魔』の源が 集まり﹑光の球となつて現れる。 『我が見初めし者は﹑この星に.....』 津名魅がそう言うと﹑光お球の中に青白い惑星が浮かび上がつた。その映像は次第 にズームアツブされ﹑大氣圈を扳けて海と陸地になり﹑無造作に建物が亂立している 都市になり﹑そして﹑鐵筋で造られた一軒の住宅の前で止まつた。 『我が見初めし者は﹑この地に.....』 映像は﹑そのまま壁を突き扳け﹑住宅の中を映し出した。 十疊ほどの廣さのリビそグ。 ソフアベつドにガラステーブル。 その前に立つ﹑髮を頭の上のほうで二ついまとめた少女が映る。 そばかすがある。著ている服はパジヤマのようだ。 その少女は﹑マイクを握つていた。 マイクのコードは﹑レーザーデイスクにつながつていた。 少女の鄰には﹑同じ形のマイクを持つた﹑母親らしい女性が映つていた。 二人は拳を震わせて熱唱していた。 エコーのつまみは﹑最大になつていた。 歌は演歌だ。 戀人を男に奪われた﹑つらい女心を綴つた歌だ。 映像を見ている神官たちが﹑おおつと唸つたりしてる。 神官長は﹑映像から視線を津名魅に移し﹑最後の﹑本當に最後の質問をした。 『これが﹑本當にお主が見初めた者なのか?』 津名魅は﹑ニツコリとして言つた。 『もう少し待つてください。この娘が正なる者であることを﹑見せてくれると思い ます』 神官たちは﹑默つて映像を見つめた。 それから﹑二時間が經つた。 しかし﹑歌い續ける少女と母親はとどまることを知らず﹑ついに四枚目のレーザー デイスクをセツトし﹑プレイボタソを押してしまつた。 演歌が流れる。 演歌が流れ續ける。 う~ん﹑演歌だ。 やがて﹑神官たちは﹑一人消え﹑二人消え﹑ついには全員消えてしまつた。 神官長が﹑咳ばらいをして津名魅に告げた。 『見初めし者が正なる者であるかどうかは﹑女王繼承の儀の律に基づき﹑一年間の 審查をもつて行うこととする』 神官長も﹑元いるべき分の世界へ戾つていつた。 殘された津名魅は﹑斜め後ろにいる裸魅亞を見た。彼女は津名魅と視線を合わせよ うとけせず﹑真顏のまま前を向いていた。 その﹑心の中は。 ヘイ。ジユライヘルム﹑イイ國ネ。 ワタシ﹑コノ國ノ﹑女王ネ。ラミア﹑ジユライノ﹑女王ニナレテ﹑ウレシイネ..。 .....カーロス.リベラ狀態であつた。 反應のない裸魅亞を見た津名魅は﹑いつものようにトリツプしてるんだと思い﹑入 り口で待つ付キ人の少年のところへ向かつた。 待つていた少年は﹑呆然として津名魅を見ている。 『津名魅樣﹑見初めし者の審查なんて.....。ジユライても二万年に一度起き るか起きないかの試練.....﹑だ﹑大丈夫なんですか?』 『なつてしまつたものは﹑仕方ありません。まあ﹑そういうことなので﹑手傳つて もらえるかしら?』 『は﹑はい.....』 ニツコリと微笑む津名魅に﹑少年は肯いた。 『できたら﹑先に行つて﹑私が見初めたあの女の子のことを﹑調べておいてもらい たいのですが......』 『わかりました』 少年は即答した。それは津名魅に對する忠義ではなく﹑津名魅だけに任せておいた ら﹑とんでもないことになることを知つているからだ。 ------ 終於讓我key完了一回,知道我有多魔感動嗎!好感動啊!
文章代碼(AID): #pqWWB00 (TenchiMuyo)
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