[情報] 緒方恵美の、銀河で、ホエホエ。vol.50
◆◇ 「 緒方恵美の、銀河で、ホエホエ。」 ◇◆ 2006年3月30日発行
vol.50 「年度終わりの、ふしぎ旅。」3/4
はじめに。
これは4号続きの「年度終わりの、ふしぎ旅。」の、3編目です。
2号前から、3号続けてお読み頂ければ幸いです。
・・・前説も、含めて(笑)。
* * * * *
半年ごとに切り替えて更新してきたラジオの、今期の最終回公開録音が明けた翌
日、
ふっと、予定が空いた。
翌々日と翌々々日はオフだったため、都合、3日連休が出来たワケだ。
正確には初日の朝と3日目の夕方には病院に行かなければならなかったのだが、
そ
んなもの、早めに終わらせて、ギリギリに帰ってきて飛び込めば、何とかなる。
去年行けてなくて「行きたい」気分が高まっていた私は、この後の究極のレコー
デ
ィング月間(ずーーっと、詰めるので!)に入る前に行ける機会はここしかない!
と思った。
それで公録の後、急に荷物をまとめ、ついでに前々から行ってみたいと言ってい
た
母もその3日間だけたまたま空いていると聞いて、呼ばれてる呼ばれてる!(笑)
と
誘い、紀伊半島に来たんである。
新幹線で名古屋へ。そこからレンタカーを借りて天川へ。
ひとりで行く時は境内のすぐ側にある民宿に泊まるのだが、今回は母と一緒とい
う
ことで、そこから6kmくらいの所にある洞川温泉へ宿を取った。
到着が遅かったので初日は宿でのんびりし、翌日改めて参拝を。それ以降の予定
は
未定だった。伊勢神宮が好きだという母のために、伊勢方面へ行こうかと考えてい
る
旨を伝えると、母がこういった。
「実はね、近々、熊野へ行こうと思ってたの。私の父方の先祖は、熊野地方の西
に
ある村の出身らしくて、元気なうちにルーツを探ってみようかと思って。もちろん
伊
勢は大好きだし、熊野へ行くには今回はちょっと時間も資料もないから、どこでも
い
いわ」。
じゃあどうしようか、と、徐にガイドブックの地図を広げる。
そう、これだけ天川に来ているというのに、私は今回までガイドブックを買った
こ
とがなかったのだ。カーナビがある時はカーナビで、ない時はカンで(笑)いつも
こ
こまで辿り着いてきた。
伊勢に行く予定だったので、さすがに・・・と思い、途中のサービスエリアで購
入
したのだが、その、詳細な地図を初めて広げてみて、熊野の西側を目で追って・・
・
止まった。
「龍神村」。
ーーー龍神の里と呼ばれている村。
その村が熊野山の西側に、ある。
以前このメールマガジン(vol.31)でも紹介したことがあるのだが、私には「龍
神」
がついているのではないかと言われたことが、たびたびある。
それは私にとって大事なことが起こるたびに「私にとって都合のよい天候に」必
ず
と言っていいほどなるからだ。
守護霊が見えるというスピリチュアルカウンセラーの江原啓之さんの本にもある
。
「ごくたまに自然霊が守護霊についている人がいる」「中でも龍神がついている人
は、
本人にとって大事な時に、本人に都合のよい天気になる。それも周りは大嵐なのに
局
地的に晴れる、というようにーーー」。
本当に龍神様がついていて下さっているのかは、分からない。
偶然、とした方が理解しやすい。たまたまそれ続いているだけだと。
ただそういう風に天候が変わることが非常によくあるのは事実で、おかげで「龍
神」
という言葉が私の中に落ちてきていることは確かだった。
そんな中で見つけた、「龍神村」。
おじいちゃんの先祖が、生まれ育っていたあたりにーーー。
母に話し、次の日は龍神村に行ってみようということに。
そして夜は、龍神村から北へ50kmほど行けば高野山なので(これも偶然)宿坊に
泊まろうと決め、その日は早めに寝た。
翌朝早くから温泉で禊ぎをして(ただ入っただけだけど(^^;)、天川神社へ。
その日は他に朝のお祈りに参加する人もいなくて、宮司さんや巫女さんたちと私
達
だけのお祈りになった。
そのおかげか、今まで来たときはいつも若宮司さんだったのに、今回初めて宮司
さ
んご自身から貴重なお話を伺うことができ、お土産まで頂いてしまい、非常に恐縮
し
つつも、より一層天川を身近に感じられたのだった。
とても満ち足りた気持ちで宿に帰り、荷物を整理して、さて出発しようと表へ出
た
時。
昨日までは気づかなかった(夜だったので)看板が、目にとまった。
「後鬼の里」。
後鬼。役の小角様に仕えていたという、二匹の鬼の一匹。
以前、やはりナンチャッテ(笑)なアニメ「鬼神童子ZENKI」で、私が演じた役
の
名前だ。
これは・・・と宿の人に聞こうとした所で、やっと気づいた。
このあたり・・・天川村を、天川神社を拓いたのは、役の行者。
役の行者、それは、「役の小角様」・・・!
そうだ、そうだった。「役の行者」とは、「役の小角」様のこと。
なぜ今まで気づかなかったのだろう。
偶然だろうか。
更に宿の人に聞いて、後鬼が役の小角様と一緒に奉られているという、洞川温泉
の
中心・龍泉寺(またしても「龍」)へと、足を運んでみることにした。
(続く・長くてスミマセン)
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[ 緒方恵美の、銀河で、ホエホエ。 ] -vol.50-
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