Re: [宣洩] SR283雷 (確)
加賽半場,完整版ktkr
#283 CLASS
「っひょ─────っ!!!」
にぎわい始めた教会に響く明るい声。その主は……
菅 「変わんねえな~!! 2-Cのバカ共は!!」
隣の麻生、冷ややかに突っ込む。
麻生「その筆頭はお前だったろーが」
手を取り合って再会を喜ぶ嵯峨野と隣子。
嵯峨野「順ちゃーん!! 久しぶり~!!」
隣子「恵ちゃん…こそーっ!」
西本「女の子たちが大人っぽく成長しているダス…!」
吉田山「俺の背は伸びんのに…何故だ!?」
冬木「キレイだ~」
カシャカシャとシャッターを切る冬木。
──「あ、おキヌちゃーん!! 転勤でこっちにいるんだって!?」
鬼怒川「うん。ダンナと」
それを聞いた斉藤、ガーーーン!
ポンッ、と肩を叩く石山。
石山「人妻だってよ」
──「ええーー! 朱鷺ちゃん!! その指輪!」
驚きの声をあげる女子たち(舞、つむぎ他)。
えへへ、と照れる田中と永山。永山の手には婚約指輪。
田中「あはは……式には呼ぶよ」
──「おめでとうーー!!」
ポンッ、と石山の肩を叩く斉藤。
斉藤「……だとよ」
石山、声にならない叫び。まるでムンクの『叫び』のような顔。
斉藤「そういや、梅津と城戸は?」
石山「聞いてやるな。大人になれ…」
その会話を耳にした梅津、ジロッと二人を睨んで、
梅津「まだ付き合ってるよ。今日、円は仕事だ」
斉藤&石山「マジ!!?」
美琴「おお! 一条、久しぶりー! 観たよ、この間の『帰ってきたドジビロン』。もの
すっごいアクションだったね!」
一条「あ…ありがとう!」
美琴「次また別の映画に誘われたんでしょー? やるう」
と、シュウウ~と漂ってくる不気味な空気、に気づく美琴。
そして誰かが呟く「D……」という言葉。
美琴「な……!? 何だ!?」
今鳥「いや! E……いや エエF!」
飛び掛ってくる今鳥。
美琴「ひいいいい!」
と、そこへ……
「イマドリィィィィィ!」
今鳥「え?」
上を向く今鳥。
ズドン、と両足で今鳥の頭を踏みつけるララ。
ララ「イル デ ソル(太陽の怒り)!」
そして、そのままアイアンクロー。
ララ「コリないヤツダ!」
今鳥「ギブ! ギブギブ!」
慌てる一条。
一条「恭介!!」
メキメキ…と音を立て始める今鳥の頭部。
美琴、その様子をながめて、
美琴「変わらんなーあそこも……」
東郷「はっはっはっ! それで良し! 男の魂ってのは永久に変わることはないのサ!
なァ相棒!」
ハリー「相棒はよせ…」
天王寺「(わくわくしながら)アメリカ 初めてだ俺…」
愛理(誰が呼んだのかしら………)
冬木「よォし皆! 懐かしのこの姿で、本日の主役にあの頃を思い出させてやろォォじ
ゃねえか!」
賛同の声が上がる「オウ!」
花井「それについてはこの花井春樹に提案がある! クラスの結束と友情を思い起こす
ために! 皆で合唱などしてはどうだ──」
菅 「パイなげだァァァァァ!!!」
菅、手にしたパイを花井の顔面に叩きつける。花井「へぶ…」
美琴「なにィィィ?」
愛理「ちょ……! 聞いてないわよ!」
そこへ飛んでくるパイ。しゃがんで避ける美琴。そのままパイは愛理の顔に命
中。
愛理「ぶ」
美琴「あ」
愛理、ゴゴゴゴゴッという音をバックに、
愛理「はーん……そーくるか……」
美琴「いや……私ゃわるく……」
愛理「問答無用!」
それを合図に、本格的に始まるパイ投げ。
「うわ~!」
「はじまったァァァ!」
「もう止まらねえェェ!」
「テメエ逃げんなァ!」
「きゃあああ!」
「何スンのよこのぉ!」
「やっちゃえ!!」
「わ! 三人がかりはナシ!」
烏丸「……………」
天満「懐かしい?烏丸君」
烏丸「……………」
天満「思考停止。やっぱりまだ断片的なのかなぁ……」
残念そうな顔の天満。
と、その天満に迫るパイ。
天満「わ!」
烏丸、手を盾にして、パイから天満を守る。素早い反応。
天満「あ、ありがとう……」
そこへ、さらに迫る数枚のパイ。
四枚までは防ぐことができた烏丸だが、
一枚だけ取り逃がしてしまう。
天満「あ…ダメ!」
天満、迫るパイに目をつぶる。
パアンッ!!
──しかし、パイが天満の顔面に炸裂することはなかった。
天満「………え………」
片目を開ける天満。
烏丸「…………!」
目を丸くして驚く烏丸。
──「あ!」
──「ああ!!!」
パイを投げる手を止めて、驚きの声を上げる2-Cの面々。
播磨「おもしろそうなコトやってんじゃねえか。相変わらずよぉ」
現れたのは、播磨拳児。
おなじみの髪型にヒゲ、グラサンのスタイル。
播磨「同窓会通知はもらってねえぞ? 冷てェ級友だな オイ」
烏丸「あ……君は」
播磨を指差す烏丸。
烏丸「ハ……ハ……」
──「え!?」
──「お…思い出したの!?」
天満「烏丸君!」
はたして、烏丸の口から出た名前は………
烏丸「ハナイ君!!」
こける播磨。
ちっ、と指を鳴らす美琴、愛理、天満「惜っしい~~~」
播磨、気を取り直して。天満を振り返り、
播磨「塚本。結局…さ、来ちまったよ。ワリィな」
天満「播磨君……!」
微笑む天満。彼女の周囲には、ほわわ~んとした色が浮かんでいるように見え
る。
播磨(な!!? 何だ!!? その慈しみに溢れた瞳……! まさか!!!)
播磨、妄想開始………
天満『あの……私ね……離れてみてわかったの…。私…やっぱり
やっぱり播磨君のことがね………………好き……みたい…』
播磨(まちがいねえぇぇぇぇ!!! そうか!!! そーゆーことか天満ちゃん!!!)
拳を握る播磨。
播磨(幸いここは教会!! こいつは神の啓示…イヤ! 運命だ!!! 告るんなら今っきゃね
ーーー!!!)
播磨、キリッと男前の表情を浮かべて、告げる。
播磨「塚本。今だったら言えるゼ。俺は……お前のことが……!!」
んが、しかし。
天満「……う… グス」
播磨「な!!? ど、どーした塚本!!?」
突然泣き出した天満。慌てる播磨。
そこへ飛んできるパイ。ベシャっと命中。播磨「ぶっ」
美琴、愛理、花井、そしてその他、手にパイを持って播磨ににじり寄る。。
美琴&愛理&花井「なーに泣かしてンだてめえは~~!! 久々に見たと思ったら……!!
」
播磨「え…………。ちが…うがァ!」
パイ、炸裂。
八雲「大丈夫ですか、播磨さん!?」
播磨「お 妹さん、久しぶ……ぶはッ」
また炸裂。
播磨「いてえ! パイいてえ!!」
「うるせえ!」
「やっちまえ みんなー!」
「………!」
「…………」
そして、再び大騒ぎを始める一同。
笑顔を浮かべ、涙を拭う天満。
「おかえり……播磨君!」
~FIN~
各位,你們的火柴是否還足夠呢?(點燃)
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靠腰! ▊
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完整討論串 (本文為第 2 之 2 篇):
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