Re: [涅他] 283話 水月 (文字)

看板kekkai作者 (6番目の駅)時間15年前 (2009/11/10 01:34), 編輯推噓11(11010)
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※ 引述《dobioptt (6番目の駅)》之銘言: : 「今夜は こちらの寺に泊まっていただきます : 用意した隠れ家へは明日の朝早くご案内しますので : 何が起ころうと皆様は私ども夜行が責任持って護衛いたします ご心配なく」 : 寺の前で記録係の一行に説明する正守 : (行列を作っている記録係の中には断頭島の時の彩覚もいる) : 説明を続ける正守 : 「と 言われても不安は拭えませんよね? :  お休みの前に 一人一人面談を行います :  何かあれば そこで吐き出していただけると助かります」 「今晚 就請大家在這間寺廟過夜吧 明天早上會儘快帶大家到 準備好的隱密住所.不論發生什麼狀況,我和夜行班都會負起保護各位的責任 請不用擔心」 寺廟前正守向紀錄者一行人說明 (紀錄者當中也有断頭島事件時的彩覚) 正守接著說明 「聽了我的話之後還存在不安嗎? 在歇息之前 會進行一對一的面談 有什麼想法的話請在面談的時候盡情傾吐吧」 : 283話 水月 : 寺の影で様子を見ている細波 : 『ざっと20人… この全員… しかも記録係の頭の中を浚うとなると大仕事だぞ… :  頭領も相変わらず無茶言いやが…』 : 心でぼやいている途中に後ろに人の気配を感じる細波「誰だ」 : 「さすが敏感でいらっしゃる」 : 現われたのは奥久尼の部下の服装をしている人物 : 『奥久尼の部下… 声からすると女…』 : 「はーん… 頭領の言ってた助っ人ってあんたか 信用していいんだろうな」 : フ…と笑う相手「同業者相手にこの手のやり取り 不毛では? : 手っ取り早く 私の使ってる形御見せしましょう」 : 女性が手を上げると 指先から15センチ程度の黒い小魚群の幻影が現われる : 『この感じは…』「お前…まさか精神支配系…」 : 「ええ 攻撃力は弱いですけど」 : 小魚は細波の頬の脇を通ってゆく ヌルリとした感触が細波の頬に感じられる : 「今ので悪意の無いこと 伝わったでしょう? : 真相解明は 我が主人の遺志 協力は惜しみません」 : かぶりものの白い布を上げる女性 黒いショートカットの利発そうな20代女性が : 現われる : 「綺砂魚(きさな)と申します あなたの形との相性も良いはずですよ」 : 微妙に押されがちな気分になる細波 283話 水月 在寺廟旁陰影中觀察著的細波 『大約20人... 這些全員.. 而且都是紀錄者的腦袋探查起來的話可是大工程呢... 頭領還是一樣喜歡強人所難阿…』 心裡還在抱怨時,細波查覺後方有人「誰!」 「您果然很敏感呢」 現身的人身穿的服裝顯示她是奥久尼的部下 『奥久尼的部下... 聲音聽起來是女性…』 「蛤.... 頭領說過的幫手就是你嗎 能不能相信啊?」 對方呵..地笑道「都是同業還用這種方式應酬,是不是太冷淡了? 雖然倉卒些,就讓您看看我使用的力量型態吧」 女性舉起手,手指前端出現了15cm左右的黑色小魚群幻影 『這種感覺...』「你...難道是精神支配系…」 「是的 雖然攻擊力蠻弱的」 小魚穿梭在細波的臉頰旁邊 細波感覺到滑膩的觸感 「這樣您可以感覺到我沒有惡意吧? 解明真相是我主人的遺志 我會不遺餘力幫忙的」 女性掀起覆蓋在臉上的白布 出現眼前的是留著黑短髮,看起來很聰慧的20幾歲左右女子 「我的名字是綺砂魚 跟你力量形態的相性應該蠻合得來的喔」 細波面對她好像有點沒輒的樣子 : 古寺の廊下を歩く記録係の一人の男 : 正守に呼び出されたと思われる : 『面談とは一体…』「失礼しま…」 : ふすまを開け、男が一室に入ろうとした途端 : 池であるかのように踏み入れた足に水の輪が広がる : 普通の座敷には正守が普通に正座しているだけだが : そこに至る空間には小魚が泳ぐ 叫ぶ男 : 「な なんだこれは!?」 : 「まあ落ち着いて これもあなたの…」 : 正守の言葉は男には届かない 絶叫する男 : 「うわあ!ああ… やはり、やはり罠か!! :  守るなどといって集めておいて はじめから俺達を利用する気で…」 : 大騒ぎする男に結界をぶつけて気絶させる正守 : 座敷の後ろの襖があいて細波と綺砂魚が顔を出す : 細「頭領 確か手荒なことせずに済ませたいって…」 : 正「一人目から騒がれても困る : 大体 なんだ こいつ見えてるじゃないか」 古寺的走廊下,走來一位男性紀錄者,顯然是被正守找來的 『面談到底目的是...』「打擾了...」 紙拉門一打開,男性進入房間的同時 發現好像踏入了水池一樣,腳下散開了漣漪 正守端坐在普通的坐墊上,但周圍有小魚在悠遊 男性大叫「這..這是什麼!?」 「別緊張 這也是你的....」 正守的話傳不進歇斯底里的男性紀錄者耳中 「哇阿阿..... 果然...果然是陷阱呀.....!! 說什麼為了要保護才集合起來 一開始就打算要利用我們...」 大吵大鬧的男子被正守結界K中暈倒了 坐墊後面拉門打開,細波和綺砂魚露出臉來 細「頭領 我不是告訴你不要用粗魯的手段嗎…」 正「可是第一位開始就大騷動的話我也會很困擾 情況大致如何? 這仁兄身上能查到什麼嗎」 : 綺「普通は見えないはずですけどね あ 目を改造してるから?」 : 細「精神系の力に抗う術までは持ってないだろうが 見えてしまうのは面倒だな」 : 正「気 失っても 記憶は読めるんだろ?」 : 細「いや でも 質問できた方がいいんですよ : まるごと浚ったら 大海原で砂粒探すみたいな作業になっちまうし…」 : 綺「目隠しして尋問したらいいんじゃないですか?」 : 細「それ… 完全に脅してる形になるな」 : 正「俺に悪役になれと?」 : 綺「もう既に悪役ですよ あとで私が記憶操作しましょう : 完全に消すのは無理ですが あれは夢だったかも  : くらいの状態には出来ます」 : 細『えげつないことサラッと言いやがるな この女…』 : 綺「えげつないですか?」 : 細「読むなよ心を!」 : 正「しかしこの男… 今の怯え方 異様だったぞ 大丈夫か?」 : 細「ああ ちらっと読んだ所だと そいつ 自分の持つ情報が漏れることに : 強い恐怖感を持ってますね : どうも誰かに 脅しまがいの命令を受けているような…」 綺「普通情況下應該是看不到才對 啊 因為眼睛被改造過了嗎?」 細「應該不至於有抵抗精神系力量的能力才對 但看得到也是相當麻煩呢」 正「失去意識也可以被讀取記憶嗎?」 細「不,不過無論如何 能用夠問問題的方式還是比較好的 不然找起來就變得像大海撈針一般的工作一樣了...」 綺「遮起眼睛來問是不是比較好?」 細「這樣... 不就完全變成在脅迫人家了」 正「要我當壞人嗎?」 綺「你已經是壞人了啊 之後就由我來進行記憶操作吧 雖然沒法完全消除 讓他覺得是場夢境的程度倒還辦得到」 細『這麼糟糕的話竟然能夠若無其事地講出來啊 這個女的...』 綺「我很糟糕嗎?」 細「不要隨便讀我的心啦!」 正「可是這個男的... 剛剛那種怕事的模樣 實在有點異常啊 這樣沒關係嗎?」 細「嗯 剛剛稍微讀到的一點點顯示 那傢伙對於洩漏自己情報一事抱有強烈的 恐懼感呢 應該是曾受到哪個人近似威脅般的命令吧…」 : 時間が幾許か経過する : ぼやく細波「次でやっと五人目… 嘘だろ… 俺もう限界近いぞ」 : ガッツポーズで励ます綺砂魚「頑張りましょう」 : 「失礼します」そこに入って来た五人目は彩覚 : 座敷には別に男二人が控えており、目隠しと縄を持って彩覚に近づく : 正「申し訳ないが 体の拘束と目隠しをお願いする」 : 静かに答える彩覚 : 「いえ 結構 大体の状況は理解しています」 : どかっと座敷に座る : 彩「あなたも生き残るためにやっているのでしょう? : 本気で私たちの安全を保証してくれるのなら できるだけの協力をします : つまるところ 私たちの主のことが知りたいのでは?」 : 正『主…?』 : 彩「裏会検察室職員 炎上寺彩覚 先祖代々記録係のお役目についております : 知ることは全てお話しましょう」 : 相手の顔を真顔で見返す正守 : 細「いやー 協力者が現われたのは助かりました」 : 正「でも結局記録係達(やつら) 自分の主の正体 よく分かってなかったな」 : 綺「できるだけ情報を与えないようにしてたんですよ 用心深い奴です」 : 正「…… それで… 記録係達の主が夢路というのは 間違いないのか?」 經過一段時間 細波在吐苦水「下一個也才第五位...騙人吧... 我已經快到極限了耶」 綺砂魚做出打氣的手勢「加油喔」 「打擾了」進來的第五位是彩覚 坐墊旁有兩位男性手下待命正要幫彩覚蒙上眼睛 正「雖然很抱歉 但是要先將您綁起來和蒙上眼睛」 彩覚平靜地回答 「不用了 大致的情況我都了解」 一股腦坐在坐墊上 彩「你也是為了要求生存才這麼做吧? 如果你可以認真給我們安全的保證 我會盡我所能幫助你 簡單說 你是想知道我們主子的事情吧?」 正『主子...?』 彩「我是裏会検察室職員 炎上寺彩覚 祖先代代都擔任紀錄者的角色 我就把知道的事情都告訴你們吧」 正守以認真的表情看著對方 細「太好了ー 出現肯協助的人真是幫了大忙啦」 正「可是講起來,紀錄者們 對於自己主子的真正模樣 卻也不太曉得呢」 綺「儘可能不洩漏自己的情報 真是工於心計的傢伙」 正「…… 這麼說… 記録們的主子是夢路這個結論應該沒有錯吧?」 : 綺「はい 記録係達が共通して持っている主の映像… : 全て顔を隠してましたが… 使っている形(イメージ)は 夢路と同じもの… : そもそも記録係が 目まで改造しているのは 映像を溜め込むためのようなん : ですが そんなもの保存した所で 取り出せるのは精神系の異能者だけですからね : やはり記録係は 夢路が裏会を監視し 支配するために置いたお役目なんですよ」 : 正「総帥の影はまったく無いのか?」 : 細「総帥はあまり政治に興味がなかったのかも… : でも 水月という女性には当たりがつきました : 主の男の傍に 常に控えていた女性がいるんですが… : あれは おそらく水月…」 : 正「水月は 夢路の部下… で どこの部署の記録係だ?」 : 細「さあ…」 : 綺「あのー 細波さん 夢路が記録係達にしてたの 記録を読むことだけだったと思い : ます?」 : 細「あ?」 : 綺「記録係達(かれら)は自覚無いようでしたけど 私も弱いですが  : 精神支配系なので : 作用の観じで少し分かる部分がありまして : 夢路はおそらく… 記録係達の記録を彼女に移していたんだと思います : つまり水月さんは── 記録を全てまとめた 記録係達の親玉  : もしくは母… のよう : なものだったのではないかと」 綺「是的 紀錄者們擁有共通的主人影像... 雖然臉完全隱藏...但使用力量的型態 跟夢路是一樣的... 紀錄者連眼睛都改造的理由原本就是為了儲存影像 但是保存的東西 能取出來的也只有精神系的異能者而已 所以紀錄者果然是夢路為了監視裏会 實行支配而安置的職位吧?」 正「完全沒有総帥的影像嗎?」 細「総帥對政治好像不太有興趣... 可是 那位叫做水月的女性形跡確實又出現了 在男性主子 身旁總是有那位女性... 恐怕就是水月…」 正「水月是 夢路的部下… 那麼 是被安排在哪裡?」 細「不太了解...」 綺「那個... 細波先生 您覺得夢路對記錄者們所做的就只有讀取紀錄而已嗎?」 細「啊?」 綺「紀錄者們自己沒有感覺 雖然我的力量微弱,但因為是精神支配系 所以觀察其作用後也稍微了解一小部份 我推測夢路恐怕是把紀錄者們的紀錄全部轉移到她的身上 也就是說,水月是──整合紀錄者,也就是紀錄者們的頭頭,或者像是母親 一樣的角色吧」 : 細「総帥の部下の少年(氷浦のこと)を読んだ所じゃ その水月は今総帥の元にいる : これは結局どういうこった?」 : 綺「さらってきたんでしょう 彼女の中には裏会の歴史が詰まってる訳ですし : あと これは勘ですが── 総帥を別とすれば 彼女こそが 夢路のことを  : 一番良く知る人物だったのではないでしょうか」 細「從総帥部下那位少年(氷浦)身上所讀到的看來 結論是那位水月現在是在總帥的身邊嗎?」 綺「應該是被強迫帶去的吧 因為在她的身上容納著裏會所有的歷史啊 另外 雖然這只是我的直覺── 除了總帥之外 她應該會是最了解 夢路之事的人物吧!」 : 竹林の館 : 「水月」総帥が呼ぶ : 「はい 「頭を貸せ」 : 一瞬ひるむ水月 なおも暗く笑いながら手を伸ばす総帥 : 「お前の中のあいつを見せろ」 : 黒い海蛇が籠のように水月と総帥を取り囲む : 「あ…」 : 「目を閉じるな せっかく見えるのだから 私がお前の中を探る様子を良く見ておけ」 : しばらくのあと海蛇は消える 笑う総帥 : 「ク ククク… やはりお前ほどの復讐の糧は無い : 憎悪が揺り戻ってきた さぁて 次は何をするかな」 : 墨村の家 完璧なチョコレートケーキを前に震える良守 : 「スゲエ… 何この出来…  : 美しい… 俺天才かもしれない…」 : ケーキを頭上に掲げ、全力で廊下を走ってゆく : 「氷浦──!!見ろよこのチョコレートケーキ…」 : しかし飛び込んだ氷浦の伏しているはずの部屋には誰もいない : 「あれ…?」 : 次号に続く 竹林之館 「水月」總帥呼喚 「是」「頭借我一下」 一瞬間水月臉現懼色 但是總帥露出陰暗的笑容把手伸向她 「讓我看看在你身上那傢伙的影像吧」 總帥以黑色的海蛇般的物體圍繞著水月 「啊...」 「不要閉上眼睛啊 我就是要讓你好好看著 我在你身上尋找的樣子」 (譯按:總帥金變態) 不久海蛇消失 總帥笑言 「科 科科科... 果然別處找不到像妳這麼棒的復仇食糧 我的憎恨又慢慢回來了 那麼 接下來做什麼好呢」 墨村家 良守在完美的巧克力蛋糕之前感動著 「太了不起了... 這個成果... 好美啊... 也許我是天才呢...」 把蛋糕頂在頭上 全力往走廊奔去 「氷浦──!!快看啦 這個巧克力蛋糕…」 可是奔進房間卻發現,應該在裡面的氷浦卻了無蹤影 「欸...?」 下回見 --

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等到了推XD
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推推ㄊㄨㄟ
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「您果然很敏感呢」
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正「要我當壞人嗎?」 綺「你已經是壞人了啊」 XD
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正守被將了一軍 XD
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那兩個男的應該是正守的式神唷...
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耶,樓上說的是真的嗎?我沒有注意過正守的式神是啥呢XD
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不過看到那兩個很容易有以下聯想:
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第三位式神手上拿點火的蠟燭.......
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第四位拿著皮鞭....第五位搬來一張木馬說:請坐上來...
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科科科科科
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就某方面來講... 這回很糟糕XDDD
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推推
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這麼糟糕的話竟然能夠若無其事地講出來啊 這個女的... >///<
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這回滿有趣的啊~~推推! 另推: 總帥金變態 XD
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翻譯很順
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科科實在有違和感...XD
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那麼自行帶入"嘿 嘿嘿嘿"之類的狀聲辭吧XD
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感謝翻譯~~
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※ 編輯: dobioptt 來自: 114.38.7.119 (11/11 18:26)

11/12 14:01, , 21F
謝謝
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文章代碼(AID): #1A-5Ansb (kekkai)
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