Re: [問題] 女王感染者的設定
看板Expansion07 (龍騎士07)作者mikapauli (cablin)時間12年前 (2012/11/28 21:32)推噓0(0推 0噓 0→)留言0則, 0人參與討論串3/3 (看更多)
以下是我找到的出處,因為日文苦手,所以先把前後相關的原文貼上來
希望有人能好心翻譯<(_ _)>
另外如果在其他地方也有出現這張CG也歡迎分享
出自:
ひぐらしのなく頃に絆 第四巻 澪尽し三部
最後に笑うのは
http://i.imgur.com/2Me27.jpg
「動くのです。──動けますか?」
「ええ、大丈夫ッ!!──」
空気の壁が縛となって、私の身体から自由を奪い取ろうとする。目の前に見える黒い運
命の波紋が四肢を絡め取って、動きたくても鉛のように反応が鈍い。
…でも、これは神の支配する力でも、運命が決めたものでもない。鷹野三四の意思の力
が、そうさせていたのだ。
──つまり、絶対じゃない! それに、圭一が実際に見せてくれたじゃないか! この
束縛から脱出するただ一つの方法は、その意思に打ち勝つことなんだとッ!!
......
中間劇情跳過
......
http://i.imgur.com/hYNLj.jpg
「やっぱりあなたは、一人ぼっち。でも、私はそうじゃない! 運命に屈するのは、あ
んたのほうだ鷹野三四ぉッッ!!」
「た、…たわごとをっ! どれだけ世迷言を言っても、死めのはお前で生き殘るのは私
だっ!! ……さよならよ、くたばれ古手梨花ぁあぁッッ !!」
「り、──梨花ぁぁあぁッッ!!」
http://i.imgur.com/541a1.png
「──大丈夫──」
http://i.imgur.com/15g4G.png
穩やかに。
自分でも驚くほど靜かな声で、そっと、私は呟いていた。
http://i.imgur.com/kMRGn.jpg
…不思議な、気分だった。
禍々しい凶気をすぐそばに感じて、憎しみと怒りを満面に立ち塞がる鷹野を目の当たり
にしているはずなのに、…心は驚くほどに穩やかで、清々しいほどに澄みわたっている
。
恐怖は、ない。それどころか怒りも、悲しみも、…憎しみさえも。
羽入の悲痛な叫びが、…なんだか遠く離れたところに感じる。
この声に支えられて。
この想いに守られて、…私は今まで生きてきた。
優しさに包まれる、柔らかくてあたたかな心地よさ。
その幸せな世界と、時間が楽しくて、嬉しくて、…私は、目を閉じてただじっと、この
身を任せ続けるだけだった。
この世界の外には、何があるのか。
それを確かめてみようとは何度も思ったが、…そのたびに感じる痛み、苦しみ、悲しみ
に耐え切れず、私はいつしか、眠りと称して閉じこもってしまった。
これが運命だと、言い訳して。
奇跡なんて簡単には起こりえないのだと、勝手に自分に言い聞かせて。
でも、私はいま、…ようやく、目を開いた。足を前に、踏み出したのだ。
運命とは、人の意志によってもたらされたもの。
そして奇跡もまた、たくさんの岐路のひとつの姿。
だから最初から、諦めなくてもいい。木の上のブドウをどうせ不味いのだと、勝手に負
け惜しむ必要も無い。
…目を開いて、足を踏み出したことで私は、それに気づくことができた。
遅すぎたのかもしれない。
今さらだと、賢い人には笑われるかもしれない。
でも、…私にとっては、これが始まりなんだ。
だから、立ち向かおう。
自分の想いと、希望と、未来を信じて、大切に守ってゆくために…。
そう、…私はようやく、気がついた。
今まで私を守り、皆に見せつけた羽入の能力は、時間を卷き戻すことじゃない。
羽入の力は、同化した相手が運命に抗い、その意思を力と変えること。
本来なら見えない、あるいは見えても不可避な時間の岐路に立たされた対象に、その意
思しだいで選択の余地を与え、超常的に運命を切り開く機会をもたらしてくれるものだ
ったのだ。
そして、…だからこそ、わかる。
私は、古手の巫女。それはオヤシロさまの生まれ変わりじゃなくて、……羽入とおなじ
血を、共有しあう存在だということに…。
………記憶が、よみがえる。それはきっと、遠い過去。
http://i.imgur.com/UUeZi.jpg
私はこの手で、…大切なひとを傷つけた。
自分にとってかけがえの無い、…どんなときでも無条件で自分の味方だった、親友。…
いや、『母』を。
私の体内に流れる、殺戮と凶気の本能を目の当たりにして、…絶望して、戦慄して。
だから私は、すべてを自分の罪として受け入れ、…自分さえも無に返す覚悟で、そのひ
とに刃を向けたのだ。
殺されても、よかった。
むしろ命を落すなら、…そのひとの手であれば、本望だった。
でも、…彼女は、私に、…結局、刃向かわなかった。
悲嘆に、涙を流しても。
苦痛に、あびただしい血に塗れても。
それどころか、…最後は、私を、……救ってくれて……。
http://i.imgur.com/gRs1a.jpg
そう、…だからこそ。
私はどんなときでも、絶望してはいけない。いけなかったのだ。
羽入によって守られた、この生命。
羽入によって導かれた、この運命。
私にできることはその尊さを喜び、その強さをいつまでも魂が息づく限り、信じ続ける
ただ、それだけ。
だから、負けない。
鷹野の凶弾に、私は屈したりしない。
鉛の塊が、私の身体のどこを傷つけても。…私は何度でも立ち上がる。そして、何度で
も立ち向かってみせる。
私はもう、甘えてばかりの古手梨花じゃない。
絶望に屈して、息を引き取るまでずっと悔恨と罪惡感に蝕まれうつむき続けていた、か
つての私でもない。
さぁ、擊ってみろ、──鷹野三四っ!!
私の、この強くて硬い意志を前にしてもその照準をあやまたずに、定められるとしても
。
銃の弾倉にまだ、殘りの弾丸がひとつでもあると、確信があるのだとしても。
……私は、負けない!! そしてあなたも絶対に、私が救ってみせるんだっ!!
だからお願い、…羽入! みんなも!!
私を信じて…! 私が、あなたたちを信じたように…!!
http://i.imgur.com/fgdfn.jpg
……鷹野の拳銃の擊鉄が、…乾いた響きとともに、…空っぱの内部を打ちつける。
殘弾は、……ゼロ。鷹野の凶弾は、ついに私の生命を奪い去ることが、…できなかった
。
「………」
まさに、…愚かしいほどに児戯めいた茶番劇の、ようやくの終焉。
でも。
それは私と、羽入、そして私を取り卷く仲間たちの意志と、挑戦と、…なによりも運命
が、はじめてこの鷹野三四に勝利した証左だった。
「…はぁっ、…はぁっ、…はあっ…は、ははっ、…あはははっ…!!」
やがて。
弾丸も尽きて、鷹野は乾いた笑い声を上げながら力なくその場に崩れ落ちる。そして、
それでもなお弾倉を入れ替えようとするが、手元が滑ってそれは、カラカラと音を立て
て私の前へと転がってきた。
「……鷹野…」
「…ふん、ざまぁないわね…! この距離でも、ここまで追う詰めても、当たらないな
んて…! これが、人の身の分際で、…神に挑戦した、…哀れな女の末路って、ことな
の…ッ?」
かなく、…自重めいた乾いた笑いとともに。
鷹野はおとがいをそらして、…うつろな視線を、天に向ける。
その視線の先に、何が見えるのか。…私にわかるはずもなかった。
ずっとずっと待ち焦がれていたはずの、運命からの脱出。そして、…幸せの未来を勝ち
取った、燦然と輝けるような瞬間。
それがいま、…目の前のここにある。なのに私は、…勝ち誇ることも、喜ぶことも、…
安堵することすらも、できなかった。
それは、勝者が敗者に対して持つ、…ゆとりある心がもたらした傲慢な同情がそうさせ
るにだと、意地の惡い誰かは言うかもしれない。
…そう思われても仕方ないくらいに、私たちの関係は決してしまっていた。
でも、…それは違う。そうじゃないんだ。
だっていま、私の目前で惨めに打ちひしがれている鷹野は、…この世界に来るまでの、
私の姿なのだから。
…嗤うことなんて、できない。この人とはどこまでも、…この、最後の世界に至る今で
もずっと、サイコロの反対側の関係。
一方が6を望んで手に入れたら、もう一方は1を選ぶしかなくなる。…そんな、二律背
反の関係だったんだ……。
「……教えて、鷹野。どうして、そこまでの強い思いを、もっと前に向けられなかった
の…?」
「…いまさら何を…ふふふっ、決まってるでしょ…!!」
きっ、と顔を上げて、鷹野は私を見て言った。
「努力すれば、強い想いがあればきっと夢が叶うと思ってきた…。だから万難を前にし
ても、きっと報われるとずっと、耐えてきた…!」
「でも、それを目の前で打ち砕かれた! …その悔しさが、お前にわかるかッ?!」
鷹野の瞳が潤み、怒りに震える両の頰に涙が一筋流れて落ちる。…それは、おそらく私
がはじめて聞く、鷹野の弱い本心だった。
「この村に来て、雛見沢症候群を研究して…! 村の人々の症状を抑制し制御する『親
虫』の存在を知ったわ…! それがあなたよ、古手梨花…っ!」
「…なんで、あなたには生まれながらに神として存在できる力があったの?! 村人に
慕われ、尽くされて…! 不思議な力を見せて、今ですら超常の力を見せ付けて…!」
「私と、祖父は…神になりたくてずっと、これまで歯を食いしばって頑張ってきたのに
…っ! 何も持たない人間には、思いを形にする資格すらないのかぁっ?!!」
「…私は、別にそんなものを望んでいなかった。ただ、みんなと幸せに過ごすことが、
私の望みだった…」
「『望んでいなかった』…あはは,それすら勝者にしか語れない言葉なのよ…!」
「…憎かった! 私をここまで追い込んだ運命が憎かった!」
「私とお祖父ちゃんの研究を台無しにしたやつらがのうのうと生き続けて、必死にあが
き続けた私たちは踏み潰されて、捨てられて…!!」
「そしてあなたは、皆に囲まれて、幸せで、楽しそうで…!!」
「……鷹野…」
「だ、だからあなたはね、…私にとっては憎むべき運命の象徴。だから憎んだ」
「そしてあなたを取り囲むありとあらゆるものを、憎むしかなかった! 私にはそれく
らいしか、もうできることはなくなっていたんだ…ッッ!!」
「………なら、あなたはそれで、救われたのですか?」
「──?!」
http://i.imgur.com/bf1J0.jpg
鷹野の目の前で、私の身体から幽体が離脱するようにもいひとつの身体が現れて、前に
進み出る。…羽入は靜かに、憐れむのでも嘲るにでもなく、ただ無表情に厳かな雰囲気
で彼女を見下ろした。
「あ…あなたは、あの時の…っ?!」
「梨花を殺して、この雛見沢を殺して。全てを無に帰して、…それであなたが手に入れ
るものはなんだったのですか?」
「惨劇は殘る、醜い爪痕とそて。そしてあなたと祖父は、その深い闇に閉ざされた、暗
黑の歴史に名を殘すこととなるでしょう」
「それでよかったのですか? それであなたは満足なのですか?」
「っ、…それでも、…闇に葬り去られて、無為に消え去るよりもはるかにましだったっ
…!!」
「…もし、あなたが本心からそう思っていたとしたら。私もここまで梨花を生かそうと
は思わなかった」
「古手は鬼の血族。そしてオヤシロさまとこの村が祀る、禍神の血を引く者の末裔。人
が魂を清め、罪を贖い、過去を神の御名のもとに忘却する、祭のために生を預かりし存
在」
「…でも、あなたはそうじゃなかった。本心から、自分の行いを信じてはいなかった」
「むしと、…誰かに紙めてもらいたいと、強く願っていたのではないのですか? 殺意
と敵意で、自分を押し隠しながら──」
「……っ、ち、ちがっ…うっ……! わ、私、はっ……!」
「鷹野三四。…いえ、真名は違いましたね」
「…田無美代子、あなたの不幸な過去を、私は知っている」
「それを乗り越えようとどれだけの苦しみと悲しみを乗り越え、身を粉にして戦い続け
てきたのかを、神である私だけが知っている」
「…だから、私が許そう」
「………っ、くっ……う…!!」
「…人の世はそなたに罪の禊を求めるだろう。この度の過ちはそなたを生贅に捧げるこ
とで祓われよう。…それが人の世の、祓い方」
「……なれど、我は人にあらず。人を超える存在にして、…欠けたる和を埋める存在。
人の罪を、許す存在。人の罪は人には許せめ。我こそが、人の子の罪を許そう」
「……わ、私は…っ…うぅっ…!」
--
「……私も、…っ、
母様の娘に生まれて…
母様とこれまでともに過ごしてきて…
本当に、
幸せでございました…っ!!」
--
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