Kimagure EVA★Road 第5話 搖 …

看板OrangeRoad作者 ( 專題....糟了....)時間27年前 (1997/11/14 03:53), 編輯推噓0(000)
留言0則, 0人參與, 最新討論串2/2 (看更多)
きまぐれエヴァ★ロード 第5話 搖れる氣持ち(後編) 結局ずっと綾波の方へ視線を向けていたけど、まったくこちらの視線に氣づく樣 子はなかった。 『なんで綾波は學校ではあんなに無關心っぽいんだろう?』 そんなことを考えているうちに4時間目の授業が終わって、氣が付くと晝休みに なっていた。 「腹ぁへったな‧‧‧いかりぃー飯はどうするんや?」 おなかを押さえていかにも空腹と言った樣子でトウジが僕に聞いてきた。 「いや、弁當があるから‧‧‧」 「ならわしらと一緒に食わんか?弁當」 「ごめん、ちょっと用事があって」 「なんや‧‧‧つきあい惡いなセンセも‧‧‧ せっかくリツコちゃんの手作り弁當が食える思うたのに‧‧‧」 いかにも殘念そうな表情のトウジの誘いを斷るようにして僕は教室を出た。 綾波が手に弁當を持って教室を出ていくのが見えたから‧‧‧ 「あやなみぃー」 廊下を一人で步いている綾波を僕は呼び止める。 「何?碇君」 綾波が振り返ってこっちの方を見た。 何か緊張して言おうとしていた言葉がなかなかでてこない。 だけど少し努力して僕はその言葉を口にした。 「あ、あのさ‧‧‧よかったら一緒に晝御飯を食べないかなーと思って」 そう言った後の僕の顏はかなり赤くなってたと思う。 自分でもほっぺたが熱くなっているのが分かるくらいだったから。 「いいわ、そうしましょう」 「えっ、いいの」 正直、そのとき僕はまさかこの誘いがOKされるだなんて、夢にも思わなかった わけであり。 予想を超える事態にかなり舞い上がっていたわけで‧‧‧ 「そ、それじゃどこで食べようか?」 かなりうわずった聲になってしまった。 「屋上にしましょ」 「うん、そうだね」 一應了解を得た僕は綾波の橫を並んで步き始めた。 「あ、あのさ」 何かはなさなきゃと思って僕は無理に話を始めた。 「どうかしたの?」 「綾波はいつも一人でご飯食べていたの?」 「別に‧‧‧いつもじゃないわ」 「そうなんだ‧‧‧」 『しまった、これじゃ友達いないの?ってきいてるようなもんじゃないか! な、なにか話すこと、話すこと‧‧と、 好きな食べ物!なんて聞いても別に意味ないし、 彼氏いるの?なんていきなり聞けるはず無いよな‧‧‧ど、どうしよう‧‧‧』 淡々と話す綾波に會わせるような話題が見つからなくて、それから何となく會話 がとぎれてしまった。 それ以後はお互いに話すことが見つからずに、何となく默ったまま步いていっ た。 そのまま二人で廊下を步いていると、僕はあることに氣が付いた。 向こうの方から輕やかな足取りでこちらに向かってくる少女のことに。 その少女は僕のことを見つけると大きく手を振って近づいてきた。 「シーンジー!」 ア、アスカだ‧‧‧ 「なんだレイも一緒なの?ちょうど良かった一緒にお弁當食べない?」 そういってアスカは僕たちの間に割り丢んできた。 「そうね、一緒に食べた方がおいしいし‧‧‧」 綾波もアスカと一緒に晝食をと言うのにまんざらでもなさそうだ。 「じゃあ、決まりねシンジも一緒に3人で食べましょう!」 アスカはそのままズンズンと階段を上の方に步いていく。 アスカの行動力に壓倒されてしばらく僕はその場に突っ立っていた。 綾波もそんな僕の樣子を見ていたのか、しばらく一緒に僕の橫にいた。 「早くしないと、晝休み終わっちゃうわよ!」 階段の上からそうアスカが叫ぶ。 「あっ、待ってよアスカ」 僕らもあわてて後を追って屋上へと上がった。 屋上には僕らをのぞいて他に誰もいないようだった。 日當たりの良さそうな場所を選んで、3人で輪になって座る。 「さあ、食べましょうか」 アスカが早速お弁當を廣げた。 いかにも女の子といった感じの中身だ。 ハンバーグにタコさんウィンナー‧‧‧ 「なーに二人とも默ってるのよ?せっかくいい天氣なんだしさっさとお晝にしち ゃいましょ」 「そ、そうだね‧‧‧」 僕も弁當箱を廣げた。 へぇ、今日の弁當は鳥の唐揚げと卵燒きかぁ。 リツコの作る中で一番おいしいのだな‧‧‧ 「あっ、その唐揚げおいしそう、いただきっ」 アスカが僕の弁當箱の中から唐揚げを箸で持っていく。 「なにすんだよー、アスカ!」 「どれどれ、うん美味しい!」 「そう、それはよかった‧‧‧じゃなくて!」 「レイのお弁當はどんなの?‧‧‧‧ 今度はレイのお弁當にターゲットを變えた。 「あっニンジンのグラッセがある、もーらいっと」 「もう、アスカったら‧‧‧」 「それじゃ僕もウィンナーもーらいっと」 僕もアスカのお弁當の中からタコさんウィンナーを奪い取った。 それを見てアスカが猛烈に怒った。 「こらっシンジ!いい、ウィンナーはねドイツ人の魂なのよ!」 ‧‧‧ずいぶんわけの分かんない怒り方だな まっ、いいかこのウィンナー美味しかったし。 「ドイツ人の魂ってビールじゃなかったかしら?」 アスカの言葉を疑問に思ったのか、綾波がポツリとそうつぶやく。 「うっ、ま、まあそういう風な說もあるわね‧‧‧」 ‧‧‧‧‧‧ そんな調子で晝休みの間ずっとなごんでしまったことに氣づいたのは ”キーンコーンカーンコーン” と予鈴がなってからだった。 『しまった、綾波と話すはずが‧‧‧』 そう思っても、もうすでに時は かったわけで‧‧‧ 5,6時間目も綾波は相變わらず窗の外ばかりを眺め續けていた。 まあ、それをずっと見ていた僕も僕だけど‧‧‧ やっぱり少し初めてあったときの印象と違ったところを感じたわけで。 「起立!禮」 ”ふぁーやっと授業が終わった‧‧‧” ”歸り驛前によってかない?” ”べつにいいけどー” やっと授業が終わって教室から人がいなくなってきた。 僕は視線を綾波の方へ向けてみる。 綾波はまだ自分の席で教科書を鞄の中に入れているところだった。 『いましかない』 そう思った僕は彼女の方へ近づいていった。 「あやなみ‧‧‧」 「何か用?」 歸り支度の手を休めて綾波は僕の問いかけに答える。 「あのさ、さっきはアスカが一緒で言い出せなかったけど」 そこまで言ってから一呼吸おいて、また僕はしゃべり始めた。 「ありがとう、帽子‧‧‧大切にしてる」 「そう、よかった」 そう答えたとき綾波の顏からさっきまでの冷たさが消えていた。 「なんでさ、あのとき僕にあの帽子を?」 「わからないわ、ただ‧‧‧なんとなく碇君にあげたくなったから‧‧‧それだ け」 そこまで言って彼女手に鞄を持って席から立ち上がる。 何かそのときの綾波の表情ははじめて階段のところで會ったときと同じだったわ けで。 とっさに僕は 「あのさ、一緒に歸らない?」 と輕い感じで誘ってみた。 人を遠ざけるような感じが綾波から消えているように感じたから、ひょっとして いい返事がもらえるかも知れないと思ったわけで。 「碇君‧‧‧」 「な、なに?」 ま、まさか斷られるんじゃ! でも怒らせたってわけじゃあなさそうだし‧‧‧ 「今日、あばかぶでバイトなの‧‧‧コーヒーをサービスするから私と一緒に來 ない?」 少し笑いながら、綾波は僕に向かってそういった。 「よろこんで!じゃ行こっか」 「そうしましょ」 『綾波と話せてよかった、でもなんで學校ではあんなに冷たいんだろう‧‧‧』 そう思いながら僕は綾波と一緒にあばかぶへと步いていった‧‧‧ To be continued. 次回予告 2年A組に轉校生が來た、彼の登場によってシンジの周圍はさらに騷がしくなっ ていくのだった。 第6話、轉校生襲來 次回はサービス、サービスぅ!
文章代碼(AID): #qQrge00 (OrangeRoad)
文章代碼(AID): #qQrge00 (OrangeRoad)