[情報] 282
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What the Hell.............
School Rumble # 282 THE MOTORCYCLE DIARIES
やがて月日が経ち───
八雲「……サラ!」
早朝の塚本家に響く、八雲の声。
サラ「………ん」
目覚めたサラ、ネグリジェ姿のまま部屋を出て、階下の八雲に応える。
サラ「どうしたの? あわてて」
八雲「姉さんから…エアメール!」
嬉しそうに封書を掲げる八雲。
サラ「ええ!?」
封を切り、天満からの手紙を読み始める二人。
手紙『拝啓 八雲様
サラちゃんとの共同生活は順調ですか。
余り連絡できなくて申し訳ありません。
私は最近は専ら昼は授業、夜は英文との格闘の日々です。
でも全然疲れないの。毎日烏丸君に出会うことが私に力をくれます。
えへへ、ノロケはさておき、実は昨日とんでもない事が起きたの。
涙が止まらないほど、素敵なこと。
烏丸君がね! 烏丸君があの頃の記憶を、意識を、少しだけ取り戻したの!』
八雲&サラ「烏丸先輩が!?」
顔を見合わせて喜ぶ二人。
手紙『谷先生に連絡したら、花井君に伝えてくれたみたいで。
花井君が2-Cの皆を集めてみるって。
日時を決めて、集まれる人だけアメリカ(こっち)に宿を取って集まろうって。
八雲もさ! 八雲もサラちゃん連れて、来なよ!』
そして場面は場面は変わり───
アナウンス「Attention please. Welcome to United──」
そこは、アメリカの空港。
到着ゲートから出てきた八雲とサラ。
二人とも矢神高の制服姿。月日が経ったはずだが……
と、二人を呼ぶ声。
愛理「八雲!サラ!こっちよ!」
見れば、愛理、美琴、晶が立っている。三人とも、やはり制服姿。
美琴「あっはっはっはっは!!」
愛理「ホンットーに制服のまま来たのね。美琴が無茶言うから~」
美琴「いやいや、ぜって~こっちの方がおもしろいだろ?」
晶 「おかげで見つけやすくて助かるわ」
三人に合流する八雲とサラ。
八雲「先輩! おひさしぶりです!!」
美琴「わぁー懐かしいな~。元気ィ?」
晶 「すっかり大人の女ね」
愛理「ちょっとサラ、その髪型懐かしいわねー」
サラ「先輩こそォ」
走り出した車内。
八雲「……………あの」
美琴「んー?」
八雲「播磨先輩はいらっしゃるんでしょうか」
美琴「ん……まあ、あいつに関しちゃなァ」
八雲「まだ消息はつかめないままですか……」
美琴「そうな。もう随分たつからなァ。突然放浪の旅に出ちまったからなァ。
絃子先生にも連絡取らず、携帯も捨てて……」
しかし、美琴、一転して明るい声で、
美琴「ま! 今日も世界のどっかでブラブラしてんだろうよ! 心配ねえさ!」
助手席の愛理、窓の外を眺めながら、
愛理「………アイツらしいじゃない」
何故か、嬉しそうな顔。
愛理「ホント馬鹿」
荒野を走る一台のバイク。
ライダーは革ジャンを着た男。ノーヘルで、ボサボサに伸びた髪が風に揺れている。
さびれたバーの前にバイクを止
めて、店の中に入って行く男。手にギターケースを下げて。
マスター「珍しいな。日本人か?」
男──
ヒゲモジャ髪ボサにサングラスの播磨拳児、ギターケースをマスターに見せて、
播磨「一曲! いらねえかい!? 日本の歌をよォ」
マスター「なにぃ…本気か?」
店には他にも数人の客の姿が。
客A「へっ。おもしろそーじゃねえか。おいガキ!
英語の歌なら聞いてやってもいいぜ!」
客B「しかもオールディーズだ!」
播磨「オウ! ドンとこいだぜ!」
と、播磨、思い出したように付け足す。
播磨「おっと、ついでに似顔絵もどうだい? 一枚」
客C「似顔絵? お前、イラストも描けるのか?」
播磨「昔、日本でマンガコミックを描いてたんだよ」
客C「ほぉー」
播磨「もっとも……連載は十週で終わっちまったがな。
で、どうにも中途半端な気がしてよォ……
絵の技術と一緒に自分も鍛え直そうっつー……
なんつーか、武者修行の旅の最中なんだよ!
それだけじゃ食えねえからギターもな!」
客D「ワハハッ。そんじゃ一丁、俺を美男子に描いてくれや!
…そのペンで描くのか?」
播磨、かつて船長からもらったペンを握り締めて、
播磨「毎度あり! こー見えて意外に描けるんだぜ?」
客D、出来上がった似顔絵を見ながら、頬を掻く。
客D「中々いい出来だが……俺の頭の両側にゃこんな角みてーなのは生えてねえぞ」
播磨「気にすんなよ。ただのまじないさ。
そいつを入れときゃ運気バッチリだぜオヤジ!」
客D「ハッハッハッ! そりゃあ売れねえわけだぜ!
オイオイ歌の方は大丈夫なんだろうな?」
播磨「チ! 芸術のわかんねえオヤジだぜ。任せとけって!!」
他の客(E)、横から似顔絵をのぞき込んで、
客E「ほう。こりゃあ面白い。今日、町でそっくりな頭した娘を見かけたぜ?」
客D「なんだ流行ってんのか?」
播磨、ギターのチューニングを合わせながら、
播磨「ほれ見ろ。わかるやつにゃわかるんだよ。
こんなとこで酒びたりになってたら世の中から置いてけぼりくらうぜ!?」
客D「ガキにゃわかるめえ。世の中には変わんなくていいモンだってあンだよ」
そう言ってジョッキを呷る客D。
播磨「へ………」
何故か嬉しそうな播磨。
客E「でもその娘は流行りっつーか……おかしな制服着た日本人だったぜ?
教会だ……あれは日本式の結婚式だったんじゃねーか?
男と二人で主役扱いみてーだったしよ!」
播磨「ほーーっ。そいつはめでてえ!!」
ピンッ、と弦を弾く播磨。準備完了。
播磨「OK! ほんじゃ、めでてえその娘に 一曲───」
歌い出す播磨。
You are my sunshine, my only sunshine.
You make me happy when skies are grey.
You'll never know, dear, how much I love you.
Please don't take my sunshine away
The other nite, dear, as I lay sleeping
I dreamed I held you in my arms.
When I awoke, dear, I was mistaken
And I hung my head and cried.
You are my sunshine, my only sunshine.
You make me happy when skies are grey.
You'll never know, dear, how much I love you.
Please don't take my sunshine away.
I'll always love you and make you happy
If you will only say the same
But if you leave me to love another
You'll regret it all some day;
You are my sunshine───
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http://0rz.tw/6b4pY .......................
只知道..........飯團沒有贏
劍聖大和什麼時候出刊? (木津千里式敲碗)
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「返してもらいに來た……。
ハッピーエンドを!返してもらいに來た!!」
[速水厚志]
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※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc)
◆ From: 140.113.27.50
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