Re: [涅他] 282話 記録係 (文字)
※ 引述《dobioptt (6番目の駅)》之銘言:
: 282話 記録係
: 夜行本拠地
: 向き合って座る正守と細波
: 「何も分からなかった!?」
: 「ええまあ… 総帥についての情報はまったくといっていいほど…
: あの氷浦という少年の頭の中を できるだけ深く攫ってみたんですが
: 総帥に関することには触れることすらできず…」
: 「総帥の情報にはロックがかかっていたとでも?」
: 「まあそうです ただ… 鍵がかかってるというより 門番がついて近づけない…
: という感じですかね」
: 「門番…」
: 「頭領の 総帥が精神支配系能力者と言う読み 当たってますよ
: 彼の頭の中には 今も総帥の力が居座っています」
: 「『居座る…』 なんだか生き物みたいな表現だな」
: 「そう 唯一分かったのは 総帥の力のイメージ
: 精神系の能力に限ったこっちゃないですが 大概の術者は力を扱いやすくする
: ために 力に形を与えるんです
: まぁ自分と せいぜい同系統の術者にしか見えないものですが
: この辺り 個性出ますね
: 閃なんかは発展途上なんで定まってませんけど 私の使ってるイメージ
: 分かりますよね?」
282紀錄者
正守與細波對面而座
「你說什麼也不知道!?」
「嗯..也可以這麼說 關於總帥的情報幾乎是沒有...
那個叫冰浦的少年頭腦中的資訊 我已經儘可能努力發掘了
但只有與總帥有關的部份還是無法碰觸…」
「總帥的情報被鎖住了嗎?」
「大致如此 可是... 與其說是上鎖..還不如說守門人比較接近的感覺...」
「守門人...」
「頭領對於總帥是精神支配系能力者的推測 真的一語中的呢
在他的腦中 正盤據著總帥的力量喔」
「『盤據...』這描述聽起來好像是生物行為哪」
「沒錯 唯一能確認的 就是總帥力量展現的形象
雖然精神係能力無法明確劃分範圍 但大部分的施術者為了較容易使用能力
會將力量賦予形象
嗯.. 雖然我並沒有看過太多同系統的施術者..但在這個部份 會展現
各自的性格呢.
閃還在發展當中所以形象尚未固定 我的部份,使用的形象您知道吧?」
: 「水か…」
: 「そうです 夢路の使ってたイメージ… も お分かりですよね」
: 「ああ… ヒトデ…」
: 「頭領の話を聞いた限りでは 多分クモヒトデですね
: よくあるヒトデより 嫌らしい形状のやつ」
: 「『嫌らしい…』」
: 「精神支配系は 生き物をイメージに使うことが多いんですよ
: 攻撃するにも 支配するにも扱いやすい」
: 「…… 『良守が断頭島で会った夜城という女性の力は 鳥のようだったといって
: たな…』
: それで 総帥のイメージは…」
: 「蛇です
: でも うまく説明は出来ないんですが 私の『水』との相性の感じだと
: あれはおそらく陸の蛇ではなく… 海蛇…」
: 「…… あの少年の頭の中に その海蛇が居座っていると?
: 気味の悪い話だな どうにかできないのか」
: 「私は攻撃力ないですし 総帥より強い精神支配系能力者もいないでしょう
: 総帥が死ぬか 弱るかしないと…
: 実際 あの 秀の見つけた烏森襲撃者の一味の子供…
: あれは夢路に操られてたんでしょうが 知らぬ間に洗脳は解けてましたからね
: ただ あの子供も 洗脳時の記憶が曖昧なんですよ
: 氷浦という少年から得た断片的な情報とつき合わせて
: 総帥に迫れるといいんですが…」
「水嗎...」「正是! 夢路所採用的形象.. 您也很清楚吧」
「嗯嗯...海星...」
「從頭領的話來推測 大約是蜘蛛海星吧 和常見的海星相比
這是比較惹人不快的形狀」
「…… 『良守在斷頭島遭遇的那個名叫夜城的女性,他的能力好像是鳥型吧...』
那麼 總帥的形象是...」
「是蛇 雖然我無法很明確的說明,但是我察覺到和我的『水』相應的屬性
這樣看來恐怕不是陸地上的蛇...而是海蛇...」
「……那個少年的頭當中... 盤據著海蛇嗎? 真是讓人不舒服阿
不能做些處理嗎?」
「我沒有攻擊力 何況應該也沒有比總帥還強大的精神支配系能力者了吧?
除非總帥死亡或者虛弱化,否則...
其實 那個秀所發現的烏森襲擊者同夥的孩子...
看來也是被夢路操縱了吧 不知何時洗腦已經被解除了
只不過那個孩子 關於洗腦時的記憶也相當模糊
從那位叫氷浦的少年身上所得到的片段情報綜合來看
如果能接近總帥的真相就好了,但是...」
: 「何か有用な情報は無いのか?」
: 「材料が少なくて…
: 頭領の話どおり あの少年 ここ4、5年の記憶しか持ってませんね
: それ以前は ほぼ白紙…
: 忘れているとかではなく 残ってないんです」
: 「何一つ?」
: 「ああ 記憶と言うと少し違うのかな… 言語機能とか 基本的な機能は残してある
: んでしょうけど…
: 思い出… と言えるものが 何一つ残っていない…」
: 「…… 『かわいそうに…』」
: 「そのせいか── 彼の中では 頭領の実家で過ごした時間が 大きな部分を占め
: ています」
: 「……」(目を見張る正守)
: 「あとは女性…」
: 「女性?」
: 「少しの間ですが 彼の世話をしていたと思われる女性です
: やっぱり 総帥に迫れるとしたらこっちからかな
: その女性は『水月』と呼ばれていて… あの目からして おそらく記録係…」
: 「記録係と言うのは 確か生き字引のようなものだったか?」
「沒有什麼有用的資訊嗎?」
「資料太少了...
如頭領所說 那個少年只用有這4、5年之間的記憶...再之前的部份就如同白紙...
並不是忘記 而是完全沒有留下」
「一點也沒有?」
「嗯... 這和記憶應該有點不一樣吧... 語言的機能和基本的能力還殘留著...
要是說回憶的話... 就真的一點不剩...」
「…… 『真可憐...』」
「因為這個緣故吧── 在他的腦中 在頭領老家所度過的這段日子的記憶
佔了相當大的部份」
「……」(正守瞠目)
「再來是女性的部份…」
「女性?」
「我認為應該是某段時間當中照顧過他的女性
說到底 她應該是迫近總帥真相的關鍵吧
這位稱作『水月』的女性 從他的眼睛來推測 恐怕是紀錄者...」
「所謂紀錄者 應該像是活字典一般的人吧?」
: 「ええ… 極秘のお役目ですが 裏会の重要部署には 大体一人以上の記録係がいます
: 目と頭を改造して 情報を溜め込む いわば人の形をしたデータバンクです
: 彼女は今 総帥とともにいるようですし 彼女がどの部署の記録係だったのか
: 分かればそこから総帥へも…」
: 「なるほど… ね」
「是的... 是屬於極機密的職務 裏會的重要機構當中 都至少會部署一個以上的紀錄者
經過眼睛和頭部的改造 成為可以儲存情報,也就是所謂人形資料庫的存在
她目前是跟總帥一起的 如果可以知道她是哪個機構所部署的紀錄者
應該可以從那裡理出總帥情報的頭緒…」
「原來如此...啊」
: 墨村邸
: 「なんだコレ…」台所を見て微妙な顔をする閃
: 「快気祝い!」ケーキ作りの恰好で気勢を上げる良守がいる
: 「バカ 快気祝いってのは全快してからやるんだよ あいつまだ布団から
: 出られねーじゃん」
: 「なんでもいいから運ぶの手伝え──!!」
: 氷浦が寝ている座敷にふすまのむこうからおきろと声をかける良守
: 氷浦が大儀そうに身を起こすと 良守と閃と秀がどばかでかいケーキを持って
: 入ってくる
: (利守も小皿を持って入ってくる)
: 「祝いの『祭』ケーキでーす!!」
: ケーキの上には30センチはありそうな「祭」という漢字形クッキーが
: 飾りで乗っている
: 閃「今更だけど なんで祭なの?」
: 良「氷浦 この字好きなんだよ」
: 「は?何それ」「んー ていうか 漢字が好きなのかな?」
: 利「良兄が蒼ちゃんのために作ったんだよ 食べてみて!」
: 良「おう 全部お前のもんだ 食え!」
: 氷「俺の もの…」
: クッキーを指差す氷浦「大きい…」
: 良「うん 食いきれない分は 俺らで食うから
: ほら フォークもあるぞ!好きな所から食え!」
墨村家
「這蝦咪...」廚房裡表情微妙的閃
「慶祝康復!」穿著蛋糕製作服,氣勢高漲的良守
「笨蛋!慶祝康復是要完全好了才慶的吧 那傢伙還躺在被窩裡面出不來不是」
「隨便啦..幫忙搬──!!」
冰浦正在睡覺 但是門外傳來良守的吆喝
冰浦努力起身 就看到良守和閃和秀端來超級大的蛋糕
(利守也拿來小盤子)
「這是慶祝的『祭』蛋糕!!」
(冰浦之前穿的T-shirt上面的字樣-是良守把正守的舊T丟給他的)
蛋糕上面裝飾著大約30公分的「祭」字樣餅乾
閃「雖然現在問有點晚 但是為什麼是祭字啊?」
良「氷浦 喜歡這個字啊」
「蛤?哩公蝦咪?」「「嗯..話說 你喜歡漢字吧?」
利「這是良守哥為了蒼哥做的呦 趕快吃看看吧!」
良「沒錯 全部都是你的 吃吧!」
氷「都是.. 我的...」
冰浦指著餅乾「好大...」
良「嗯 吃不完的份 我們來幫你吃
喏 有叉子啊! 就從你喜歡的部份先吃吧!」
: 漢字クッキーをケーキから引っこ抜いてかじる氷浦
: 「どーだ氷浦 うまいか?」
: 「おいしい… と思う」
: 「そっか!」
: ガッツポーズをとる良守を置いて閃も座る
: 「んじゃ 俺らも頂くか いーだろ氷浦
: こーいうのはな 皆で食った方がうまいんだぜ!」
: 一同でケーキを切り分けて食べはじめる
: 良守は他の飾りやらなにやらをしきりに氷浦に勧めて食べさせようとする
: 良「こっちとこっち どっちがうまいと思う?」
: 閃「だからやめろ!氷浦は何聞いてもうまいしか言わねーじゃん!」
: 良「こいつ 好き嫌いの区別つけねーから 何が好みなのかはっきりした方が
: いいんだって」
: 無言で食べる氷浦
: 良「あ やっぱフツーのショートケーキのほうがいいか?」
: 氷「この間の… 黒い…」
: 良「チョコレートケーキ!
: お前!中々分かってるじゃないか!チョコレートケーキのどこがいいんだ?ん?」
: 氷「色…」
: 良「色… 色なの!?」
: 爆笑する閃「味にこだわった意味ねー!!」良「笑うなっ!!」
冰浦直接從蛋糕上把漢字餅乾拔下來
「怎麼樣氷浦 好吃嗎?」
「好吃... 我覺得」
「真的嗎!」
閃把擺出成功姿勢的良守丟在一旁自己坐下
「那麼 我們也來吃吧 可以吧冰浦
這樣的玩意 要大家一起吃才好吃呀!」
大家開始分食蛋糕
良守一直拿東拿西的裝飾餅乾要冰浦吃
良「這個和這個 哪個好吃啊?」
閃「別鬧啦! 冰浦什麼都會說好吃的不是!」
良「這傢伙 不太會區別喜歡和不喜歡 所以喜歡的要讓他清楚表現出來啊」
冰浦默默吃著
良「啊 果然你比較喜歡普通的小蛋糕嗎?」
氷「這個中間的...黑色的...」
良「巧克力蛋糕!
你這傢伙很內行嘛! 說說看巧克力蛋糕你哪裡喜歡啊?嗯?」
氷「顏色...」
良「顏...顏色嗎!? 」
閃爆笑「原來不是在說味道啊!!」良「有啥好笑!!」
: 閃はスイッチが入ったように笑い転げる 憮然とする良守
: 頭を掻く良守「まぁいいや じゃ今度またあの黒いの作ってやるよ」
: その姿をみている氷浦の いつもの白い瞳にかすかな光が入る
: 「分かっ…た」
: 夜 どこかの屋敷(冥安のもの?)
: 記録係と思われる特殊な目をした老若男女が十数名薄暗がりに集められている
: 冥「集めるのに骨が折れたぞ 差し出すのを渋る部署が多かったからな
: かなり圧力をかけた
: 記録係は 裏会の再建に必要だからといって納得させたのだ
: 言い出した以上 おぬしが責任を持って あの者達を総帥の手から確実に守れ
: ただし──
: 保護はおぬしに一存するが 悪用しようなどと考えるな
: 何かに使うときは わしが指示を出す よいな」
: 立ち去る冥安の後姿に含むような笑顔を向ける正守
: 「はい… もちろん分かっております」
: 次号に続く
閃笑到停不下來 良守不太爽
良守搔搔頭「算了沒差啦 那下次我再做黑色的吧」
冰浦看著這些 往常白色的瞳孔中彷彿多了光芒
「我知道..了」
夜晚 某處的房間內(冥安的?)
十幾名老幼男女看起來像是都擁有紀錄者的眼睛,聚集在黑暗的房間裡
冥「召集這些人花費了我好大的氣力哪 因為阻撓送出的部門很多
我也施加了不少壓力呢
我告訴他們 紀錄者是裏會重建不可或缺之物才說服他們
既然是你提出來的要求 就要負起責任 要確實保護他們
免遭總帥的毒手啊
不過 雖然你說要保護他們 但是不要有想惡用他們的打算啊
如果要差遣的時候 得要聽我的指示才行 懂了嗎!」
正守含著笑容看著冥安離去的背影
「好的... 我當然明白了」
下回見
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※ 編輯: dobioptt 來自: 114.38.0.146 (11/04 10:04)
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