Re: [涅他] 329
『城』の中心の大樹の成長にただひとり気づき不安を感じる536。
536は植物係を引き継ぐとき「この木はこの地の守り神だから大切にお世話しろ」
といわれた。
荒れ狂う漆黒の液体?の波にもまれる時音。
疲労が限界に近づく。
自分の安全ばかり気にしていたからまほら様と通じ合えない、そう考えた時音は
「大変申し上げにくいのですが、烏森をこの地に封印することは
変えることのできない決定事項なのです。
あなたがどれだけ拒否し続けてもそれは行われる…
これから私より強い結界師がこの世界を初期化し、
あなた様ごとすべてを一度無に帰します。」
黒い液体の激しい泡だちからまほら様の怒りを感じる時音だが、さらに続ける。
「私…以前、神殺しをしたことがあるんです。どうすればよかったのか
今でもわかりません。
でも…私はっ!とてもひどいことをした…!
あなたが私の望みを受け入れても拒否しても…きっとまた私は
とても勝手なひどい事をすることになるのだと思います。
ごめんなさい…あなたは何も悪くないのに土地をください、
なんて…本当にごめんなさい!」
意識を保てなくなる時音。良守との「無事に帰る」との約束を思い出す…。
「でも…だから… せめて…あなた…を…」
時音はついに意識を失い、漆黒の液体の底へと沈んでいく…。
雪村家の屋根の上で、三毛野が時音からの連絡を待つ。
墨村家。時音母が利守といっしょに修史さんの作った夕食を食べている。
良守と時音、そしてまっさんの安否を気遣う3人。
そのころ、日永の写真を見るまっさん。そこへ銀魅がやってくる。
無道さんが会ったころの日永は「土使いの老人」のほう。
遥と日永をひきはなし、なんとか日永を殺さずに済ませようというまっさんを
銀魅はとがめる。
銀魅「うちの軍の総大将(ぬら?)は平気でそんな甘いことを口にしそうな人
だから…
われわれはなおさら、な。」
鬼「ギン」に紅をぬってもらっているぬら。しかしおびえている。
嵐を見てはしゃぐ宙。
良守「宙心丸。…お前に話しておかなきゃならないことがある。
この前、お前は俺に『なんで自分は人のいる場所へ行けないのか』
って聞いたよな。
お前にはさ…実はとてもすごい力があるんだ。でもね。
お前のその力は…まわりのすべてを傷つけてしまうんだよ。」
自嘲ぎみに微笑む良守。
アオリ文「告げられた真実に、宙心丸は!?」
今回ここまで。
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雲のない夜 みんな家の中
さあ出ておいで 教えてあげる
ふるいふるい 雨乞いのダンス
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※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc)
◆ From: 114.38.1.206
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